太宰治 チャンス

こんばんは。けんちゃんです。

今回は、太宰治、チャンスを読みました。

自分が恋愛について興味があるので、この本を読むことにしました。

やはり、この方の考え方は面白く、文章がとても読みやすいです。

本の中で、自分が経験してきたことが重なる部分がいくつかあり、少しだけでも親近感を感じることができました。

約百年前に生きていた人の考えに共感し、感動できるなんて、本は本当に素晴らしいものだと思いました。

もっと好きな作者の恋愛遍歴も知っていきたいと思いました。

感動したところ

  • いま私の机の傍の辞苑をひらいて見たら、「恋愛」を次の如く定義していた。「性的衝動に基づく男女間の友情。すなわち、愛する異性と一体になろうとする特殊な性的愛。」
  • よくキザな女が「恋愛抜きの愛情でいきましょうよ。あなたは、あたしのお兄様になってね」などと言う事があるけれど、あれがつまり、それであろうか。しかし、私の経験依れば、女があんなことを言う時には、たいてい男がふられているのだと解して間違いないようである。「愛する」もクソもありやしない。お兄さまだなんてばからしい。誰がお前のお兄さまなんかになってやるものか。話がちがうよ。
  • 人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだ。と、したり顔して教える苦労人が多いけれども、私は、そうではないと思う。私は、別段、れいの唯物論的弁証法に媚びるわけではないが、少なくとも恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを、意志だと思う。

自分の考え

私には、好きな人がいる。私は彼女を恋愛対象として見ていると、まだ思っている。しかし、この定義で言うと、私は彼女を恋愛の相手としては捉えていないのかと思った。

一緒にいても、性的衝動はあまり起こらないのだ。一体になろうと思わない。もちろん、こちら側からは断ることはないのだが。(男は本能として、性的衝動があるから、女性に比べて不利だと思う。不利というか、恋愛ではないものも、その性的衝動から恋愛と錯覚してしまい、緊張して、女性に対して萎縮してしまうのではないか)

彼女と恋愛対象について、出会ってすぐに話した事がある。

偶然なのかもしれないが、彼女は「自分が性的に見れる人とじゃないと恋人にはなれない」と言っていた。彼女は本を読まない。しかし、この真理に実体験を元にたどり着いているのだ。

彼女と一緒にいると、僕が本を読んで知ったこと、意識し始め、その後体験して分かったことを、彼女は本を読まずに実生活から体得していることをなん度も感じる。素直に凄いなと思う。

僕のように文字から知るよりも、実生活から知る方が体、細胞に染み込み、学べる量が多いと思う。

僕もいろいろな経験をして、ちゃんと考えながら生活を送れば、気づくことができるようになるのだろうか。(とにかく、僕には想像力や深く考える力が足りていない。何かの本でも、女性は男性よりも毎日毎日を深く深く考え生活していると読んだ。また本からの知識を思い出してしまった)

まさに僕は彼女に「お兄ちゃんだと思ってる」、「恋愛感情を持たないで、めんどくさい」と言われた。

最初、お兄ちゃんだと思ってると言われた時は、嫌な気持ちにならなかった。彼女が、お兄ちゃんみたいな人が好きだと言っていたからだ。だが、いま考えると、「あなたは恋愛対象じゃないから、余計なことはしないで」という牽制だったんだろうと思う。

彼女に、男は無条件に惹かれてしまうと思う。彼女の人を自然に愛する距離感が、男たちを勘違いさせてしまうのだ。そこが彼女のいいところでもあり、悪いところでもある。(僕はそういうところも好きだ)

彼女に付き合いたいと言った時に、めんどくさいと言われた。その時は酔っていたから、あまり深く捉えなかったが、かなりきつい言葉だったと思う。

そんなことを言われても、まだ、好きな感情を彼女に持っているのだから、僕は馬鹿だ。例によって何も学習していない。失敗しても、そこから学ぶ事がない。何度も同じ過ちを繰り返す。それでいいんだ。俺は馬鹿なんだ。

だが、一つだけ学んだ事がある。

彼女に好きだと思わせるためにも、友達でいるためにも、僕は完全に恋愛感情がないことを装って、友達の関係だけで行きたいという雰囲気を出さなければならない。

だって、今まで恋愛感情がある感じで接していて、振られたのだから、そこを180度変えなければ何も面白いことが起こらないと思う。

好きだと言い続けながら、それは友人としての好きなんだと、アピールして行きたいと思う。

まだ、付き合える可能性があると思っているのだから、僕はとんだお調子者、楽観主義者だ。だが、それでいい。

恋愛はチャンスか意志かについては、僕は出会うチャンスが必要であると思う。だが、チャンスを作り出すのも自分の意思によるものだ。でも意思では自分の生まれ方は決める事ができない。意思よりももっと前の何かが、意思もチャンスも狭めてしまう。どんなに範囲が狭くても、意思がなくては始まらない。であるから、生まれ方>意思>チャンスだと思う。これは右に行けば右に行くだけ、自分でコントロールしやすいから、異性が多い場所に行けば自ずと恋愛して恋人を作ることになるのだろう。

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