【実体験】電力会社はつまらない?大手インフラの「安定」と引き換えにした3つの絶望

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「大手会社に入れば人生安泰!」
そう信じて就職したものの、毎日の保守的な業務に「自分の人生、本当にこれでいいのだろうか…」と猛烈な焦りを感じていませんか?

こんにちは、元・電気電子工学科出身のブロガーです。

僕自身、大学院時代は工学に大した興味も持てず、リモートワークや全国転勤ができる華やかなIT業界に憧れていました。しかし、就活の波に流されるまま、親の望む「超安定」の電力会社へと滑り込みました。

当時は「これで人生の悩みは消える!」と思ったものです。しかし、現実は違いました。

今回は、僕が実際にインフラ企業で働いて確信した「電力会社がどうしてもアグレッシブになれない構造上の理由」と、同じように自分の進路に迷い、現状維持の生活から抜け出したいと狂おしくもがいている人に絶対読んでほしい一冊の小説をご紹介します。

これを読めば、あなたが今抱えている「得体の知れないモヤモヤ」の正体がハッキリと分かります。


1. 僕が現場で確信した「電力会社が絶対に尖れない」2つの原因

民間企業であるはずの電力会社が、なぜ新しい顧客を増やそうともせず、他社を乗っ取ってやろうという気概すらない超保守的な組織なのか。理由は主に2つあります。

  • 原因①:電気は「貯蔵できない」という致命的な特徴
    普通の製品なら在庫を作って売りまくれば勝ちですが、電気は「同時同量」が鉄則。無理に攻めて停電を起こせば国家レベルのパニックになります。
  • 原因②:国によって「収益を制限されている(総括原価方式)」
    どれだけ天才的な経営努力をして売上を2倍にしても、国から「これ以上儲けてはダメ」と利益の上限を叩かれています。

つまり、僕たちの仕事は「攻めの経営」ではなく、ただの「維持管理」。
会社を大きくするダイナミズムを味わいたいアグレッシブな人間にとって、この環境は「生殺し」に等しいのです。

一度この安定のレールに乗ってしまうと、毎月の給与に麻痺し、年数が経つほど泥沼のように辞められなくなります。だからこそ、新卒や若手のうちに「本当にこの人生でいいのか」を真剣に問い直す必要があります。


2. 自分の進路に迷うあなたに刺さる名著、渡辺淳一『白夜 彷徨の章』

そんな「安定と情熱の狭間」で引き裂かれそうになっている人に、どうしても手に取ってほしい本があります。ブックオフで偶然出会った、渡辺淳一の傑作小説『白夜 彷徨の章』です。

「母さん、ぼくは将来安全だからという理由から職業を選ぶ気なんぞないんだ。安全であろうがなかろうが、自分が一番やりたいことをやる。母さんの小市民的な考えは俺は嫌いさ」
(渡辺淳一『白夜 彷徨の章』p20より引用)

主人公の伸夫は北海道出身。内地(京都や東京)への強い憧れを抱きながら、親の望む、あるいは間違いのない「医者」という安定したルートの間で激しく葛藤します。

この感覚、まさに就活や若手時代の僕たちの気持ちそのものではないでしょうか。

「皮を一枚剥けば、みんな同じ構造」という虚無感

物語の中で、伸夫は医学部に合格し、ライヘ(屍体)の解剖実習に臨みます。そこで彼は、人間の強烈なリアルと直面します。

「考えることからものの言い方まで、全て違う人間が表皮一枚剥げば、みな同じになってしまう。(中略)個性は全く認められない。これは非道いと思わないか」
(同書 p68より引用)

外見や個性がどれだけ違っても、メスを入れて皮を一枚剥けば、走っている血管も筋肉も全員全く同じ。伸夫が感じたこの「凄まじい虚無感」は、大企業の歯車として、個性を消されてマニュアル通りに働く僕たちの姿に酷く重なります。


3. 「安定した職業でお感を稼ぎ、自分の好きな仕事をする」という生き方

B’zの曲に『揺るぎないものひとつ』という名曲があります。
「燃え盛る想いだけを伝えましょう。命の証が欲しいなら。歌おうマイライフ」

僕だって、ただ電気の設備を見上げて仕事を思い出すだけの人生で終わりたくない。一度きりの人生、自分が生きてきた「命の証」が欲しい。

だからこそ僕は、今の生活とこうやって折り合いをつけました。

「安定した本業で確実にお金を稼ぎ、そのお金と体力を使って、終わった後に100%自分の好きな『読書』と『ブログ』に熱量を注ぎ込む」

今すぐ会社を辞めるリスクをベ負う必要はありません。でも、30代になる頃には、すべての時間を自分の好きなことに注ぎ込めるライフスタイルを確立する。そのために、若い今の体力を、仕事終わりの「自分のビジネス」に全力で投資しています。

あなたの進路も、今は水の流れのように自然に行き着いた場所かもしれません。でも、その場所があなたの人生のすべてである必要はまったくないのです。


まとめ:現状維持のモヤモヤから抜け出す一歩を踏み出そう

もしあなたが今の仕事や進路に「何かが違う」「落とし物をしたような気がする」と感じているなら、それはあなたが自分の人生を真剣に生きようとしている証拠です。

まずは、主人公・伸夫の激しい葛藤と成長を描いた『白夜 彷徨の章』を読んでみてください。冷え切ったあなたの心に、絶対に熱い火が灯るはずです。

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