友人と会えなくなるのは寂しいことか?平日の孤独を「最高の資産」に変える25歳の視点

「仕事の環境が変わって、友達と予定が合わなくなってしまった」

「周りが結婚していくにつれて、どんどん孤独になっていく気がする……」

生活リズムの変化や年齢の節目に、そんな漠然とした不安を抱える人は少なくありません。社会人になり、特にシフト制や夜勤のある仕事に就くと、世間の「土日休み」の輪から外れ、まるで自分だけが取り残されたような錯覚に陥ることもあります。

しかし、本当にそれは「寂しくて、後ろ向きなこと」なのでしょうか?

ゴールデンウィークが明けたばかりの平日、私は仙台から新宿へと向かう昼下がりの高速バスに揺られていました。今年度から夜勤のある部署へと異動になり、祝日も土日も関係ない生活が始まった私にとって、これが待ちに待った休日でした。

今回は、その平日の移動時間のなかで私が気づいた、「孤独を最高のリラックスと自己投資に変えるための考え方」をシェアします。

1. 平日休みの「優越感」と、避けて通れない「疎遠」のリアル

平日の昼間にバスに乗り、窓の外に広がる初夏の猛々しい山々の緑を眺める。それだけで、どこか奇妙な優越感に包まれます。世間の多くの人が働いている時間に、自分だけの自由な時間が流れている。これはシフト制・夜勤ありの部署に異動したからこそ得られた、最大のメリットです。

一方で、代償もあります。友人と遊ぶ約束をしようにも、スケジュールを合わせることが劇的に難しくなりました。土日に休もうとすれば、誰かに代役を頼まなければならず、申し訳なさが募ります。

バスの窓の外を眺めながら、私はふと考えました。

「こうして、友人たちとはどんどん疎遠になっていくのだろうか」

お互いに恋人ができれば会う頻度は減り、ましてや結婚して家族を持てば、もう気軽に集まる機会すらなくなるかもしれない。かつては何よりも大切だと思っていた繋がりの糸が、環境の変化によって自然と解けていく未来を想像しました。

2. 「会えなくなること」は自然なこと。両親の生態系に近づく自分

驚いたのは、そうして友人たちと会えなくなる未来を想像しても、自分の中にそれほど大きな「寂しさ」が湧いてこなかったことです。

振り返れば、私の両親も友人と遊ぶことはほとんどありません。学生時代、私はそんな両親の静かな生活を見て「あんな風にはなりたくない、退屈そうだ」とさえ思っていました。

しかし今、私は確実にその両親の生態系へと近づいています。自分一人で完結する趣味を持ち、他者と群れない時間を心地よいと感じ始めているのです。

これは冷淡になったわけでも、人間関係を諦めたわけでもありません。大人になるにつれて、「他人に依存しない自分だけの世界」が確立されてきた証拠なのだと気づきました。繋がりの変化を恐れるのではなく、自然なこととして受け入れる。その上で、後悔しない生き方を選ぶ視点が必要です。

H2:3. 『千歳くんはラムネ瓶のなか』が教えてくれた、今を刻むということ

明るい時間の高速バスを好む理由はシンプルです。読書ができるから。夜行バスのように消灯されることもなく、流れる車窓の景色を贅沢なBGMにしながら、本の世界に没頭できます。

この旅で私がページをめくっていたのは、高校生たちの瑞々しい青春を描いたライトノベル『千歳くんはラムネ瓶のなか』でした。もう二度と経験できないきらきらとした学生時代の物語に、どこか未練のような憧れを抱きつつも、私の心に深く刺さったのは、妙に大人びた主人公の次の言葉でした。

「今この時間はこの瞬間しか楽しむことができない。この思い出を胸によく刻みたい」

過ぎ去ってしまう「今」を惜しみ、全力でその瞬間を味わおうとする姿勢。これは、平日の高速バスで一人旅をしている今の私の感情と、驚くほどシンクロしました。

本の知識をただ「面白かった」で終わらせるのではなく、自分の生き方に引き寄せてみる。友人との時間が減ったからこそ、いま目の前にある一人だけの時間、途中の休憩所で深く吸い込む煙草の一服、そんな些細な瞬間が愛おしく、価値あるものに思えてくるのです。

【今回のまとめ】あなたが孤独を感じたときに試してほしいこと

人間関係が変わっていくことに焦る必要はありません。誰かと会えない時間を「寂しい空白」にするか、「自分を深めるための資産」にするかは、あなた次第です。

まずは、明るい時間の移動や、一人で完結する読書の時間を作ってみてください。他人と予定を合わせなくても、あなたの日常を「全力で楽しむ」方法は、すぐ足元に転がっています。

【今回紹介した書籍】

きらきらとした青春の裏側にある、今を惜しむ大人の感性を揺さぶる一冊。

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【第2回】新大久保のサウナセンターで気づいた、ブログ執筆の劇的変化(近日公開)

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