シンガポールの歴史

こんばんは。けんちゃんです。

今回は卒業旅行でいったシンガポールの歴史について調べてみました。

シンガポールの名前の意味はライオンの町である。

スマトラ島の出身でスリヴィジャ王国の王子であるサン・ニラ・ウタマ(サンニラウタマは沖縄に伝わる古い言葉でありがとうという意味)が狩りの際に鹿を追って丘に登ると、海の向こうに白い砂浜が見えた。これがテマセク(現在のシンガポール)の発見だった。

そしてその砂浜に行くために航海中嵐に遭遇した。その時ウタマは王冠を海に投げ入れた。すると嵐はたちまち過ぎ去っていった。

上陸後、赤褐色の体でたてがみがあり、素早く動く神秘的なライオンに出会った。(実際にはマレートラであったと考えられている。)これを見て吉兆だと思いシンガプーラと命名した。

そして彼は1299年から48年この国を治めた。

とこのような神話が残っている。

そして、シンガポールのシンボルであるマーライオンはライオンの頭と魚の胴体を持つ像である。ライオンはサン・ニラ・ウタマが見た獣、魚はかつてテマセクが漁村であったことを象徴している。

シンガポールはとても小さな国土である。大きさは東京23区よりも少し大きい程度である。

国土を大きくするために埋め立てや地下空間の有効利用をしている。

私が実際にシンガポールの地下鉄に乗った時も立派な地下鉄の空間で日本よりも深く広く感じた。電車の利用もタッチ決済のクレジットカードで支払いができる。私はJCBのカードしか持っていなかったので友人のカードを借りて利用した。

何かと海外ではJCBが使用できないところが多いのだ。

そしてその地下鉄を見て全部無人で動いていた。すごいなーと思って、どんな会社が作ったんだろうと調べてみたら、何と日本の会社も貢献していることがわかった。自分の生まれた国がこんなすばらしいものの建設に携わっているということがとても嬉しく感じた。

話を戻す。埋め立てに何の土が使われてるのかというと、建築工事から出る土を使っている。

かつては周辺の国から土を輸入していたのだが、環境保全の問題から輸入できなくなってしまっったとのことだ。埋め立てをすることで潮流が変わってしまい、海洋生物に悪影響を与えてしまうのだ。

シンガポールの歴史を調べていて、思っていたよりも自分の知りたかった神話や古代の歴史について知ることができないことに気づいた。

そこで日本の古事記のような神話と歴史が混ざったような歴史書がある国を調べてみた。

中国の史記、山海経(古代中国の地理書であり、神話、伝説、も含む非常に特異な書物)

韓国の三国遺事

インドのマハーバーラタ(サンスクリッド語で書かれた世界三大叙事詩である)

三大叙事詩:イリアス、オデュッセイア、マハーバーラタ

エジプトの死者の書

メソポタミアのギルガメッシュ叙事詩

意外と日本以外の国では日本神話のような歴史書がないことを知りとても嬉しくなった。自分は恵まれている環境に生まれたことは他の環境を体験してみないとわからないと思った。

イギリスは世界の覇者だったイメージがあったのですごい長い歴史が書かれた歴史書があると思っていたがケルト神話があるだけで日本のような体系化された神話がない。

ケルト神話とは古代にヨーロッパ大陸やブリテン諸島に広く分布していたケルト民族に伝わる神話や伝説の総称である。

しかしケルト民族は統一された国家を持たなかったためギリシャ神話やローも神話のように体系化された神話ではない。

そして日本神話も体系化された神話だと思っていたら、ギリシャ神話やエジプト神話などの体系化されている神話と比べてみると体系化されていない神話と判別される神話だということがわかった。

なぜ体系化されていないと判別されるのかというと、多様な地域伝承が完全には統合されずに記録されたこと、仏教や儒教など外来思想の影響を受けたこと、ギリシャ神話などの他の神話と比較すると神々の系譜や物語の連続性に曖昧な部分があるからというのが理由である。

総合的に考えるとギリシャ神話がもっとも体系化された神話であるとのことだ。これを知ってもっとギリシャ神話に興味を持つようになった。

シンガポールを調べてみると自分の知りたかった古代の歴史は少なく現代史の比重が大きかった。自分は現実とフィクションの間の歴史が好きなんだと実感することができた。

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