こんばんは。けんちゃんです。
最近雑草に興味を持ち色々本を読んでいたのですが、その中で花粉を運んでくれる存在であるミツバチに興味を持ったので調べてみました。
花粉から蜜を運び出し、巣で蜂蜜を作るのはミツバチだけ🐝
私はハチはどの種類も蜂蜜を作っていると勘違いしていた。さらに蝶や蛾も蜜を貯蔵したりしていると考えていた。それは完全に間違いだった。
花の蜜を吸う動物はミツバチの他にも存在する。
蝶や蛾は花の蜜を吸い、直接活動のエネルギーにしている。
アリは体内に蓄えて仲間に分け与える。
その他にもハチドリなどの鳥、コウモリ、狼など意外にも花の蜜をエネルギー源として利用する動物が存在する。
そんななか、ミツバチは直接花の蜜を動くためのエネルギーにするだけではなく蜂蜜を作る。
まず働きバチが花の蜜を求めて飛び回り、ストローのような口吻を使って蜜を吸い上げる。その蜜は蜜胃に一時的に蓄えられる。働きバチがもつインベルターゼという酵素によって、花の蜜の主成分であるショ糖がブドウ糖に分解される。
働きバチは巣に戻り、貯蔵係の蜂に渡す。
受け取った蜜は、巣の六角形の蜜房にためられる。
この蜜房は蜂の巣がアパーとの建物だとしたら、アパートの一室のようなものである。若い働きバチの蜜蝋腺から分泌される蜜蝋という物質を使って作られる。
ミツバチは特に設計図を持っているわけではないのに、本能的に六角形という最も効率的な六角形(構造ハニカム構造)を作りあげる。
(この蜂の六角形が利用されている人工物はあるの)
めちゃくちゃあった。
航空機、人工衛星、新幹線、サッカーボール、鉛筆、音響材
人間は自然界に存在するミツバチの巣のハニカム構造からインスピレーションを受け、その優れた特性を理解し、さまざまな人工物に応用してきた。
(他にも自然界のものに人間がインスピレーションを受けて応用してきたものはあるの)
めちゃくちゃあった。バイオミミクリー(生物模倣)と呼ばれる。別の記事に記す。
別の働きバチが分泌されたばかりの柔らかい蜜蝋を口で噛み砕き、唾液と混ぜ合わせる。この加工された蜜蝋を使って巣の骨組みとなる蜜房(みつぶさ)を作る。
巣の働きバチたちは羽を羽ばたかせて蜜に風を送ることで蜜に含まれる水分を蒸発させる。水分が20%いかになると蜜の糖度が上がり、濃厚な蜂蜜になる。
一匹の働きバチが生涯で集められる蜂蜜の量は、わずかティースプーンいっぱいぶんだと言われている。(大切にスプーンを舐らねばならない。)
このようにミツバチはハニカム構造という優れた構造の貯蔵庫を作り、蜂蜜を作っている。その構造は我々人間の社会にも応用され役立っている。ミツバチだけでなく他の動物も面白い習性を持っていてそれが生物模倣として、知らない間に真似されていることがわかった。
今回調べたことで動物への興味がとても深まった。生活していて見逃しているさまざまなことにも目を向けられるようにしたいと思った。