青春の門 五木寛之

とんでもない本を見つけてしまった。

筑豊という今でいう福岡の中部地方に生まれた、伊吹信介の少年から青春時代を赤裸々に記した本である。

僕は彼の経験していくことを自分に重ね合わせながら読んでいる。

自分の考えに似ていルト感じることもあるし、信介はすごいなと自分にやるのは難しいと感じることもある。

とにかく彼の生き方がとってもかっこいいと思う。彼に惚れているのだ。だから読んでいて退屈な時がないし、次の場面で信介はどのように考え行動するのかが絶えず気になってしまう。

空っぽになれ明日が来なくてもいい、笑いたいやつは笑えよ、一生忘れないよ。落ちていく日が世界を染める。迷い続ける男よさよなら。

炭鉱で働く父と、義理の母と生活していた。家の近所には織江という女の子が住んでいて、彼女とよく遊んでいた。

ある時父の職場で事件が起きた。父の部下たちが作業中に生き埋めになってしまう。彼らを助けるために彼は体にダイナマイトをくくりつけ、自分の命を犠牲にして、部下を助ける。男は吹っ切れてなくてはならない。その部下の中には朝鮮から来ている外国人も多かった。

母は父が死んでから女で一つで信介を育てた。彼は彼女を母として愛してもいたし、一人の女としても彼女を見ることがあった。

男は一対一でなくてはならない。弱きものをいじめてはならない。

彼も幼い頃は母が望むような男になるためにどういう行動をすればいいかを考えて生きてきたように感じる。そしてもう一つの行動指針は、父親を超えるということ。どんな時も父親と比較されているような気がした。

僕も中学二年生くらいまでは完全に母が望むような男になるよに生きてきた気がする。今振り返ってみるとそう感じるだけで、その時は何にも考えないで生きていたと思う。もう一つは、おじいちゃんのような男になりたいということだ。それは今もある。

どんな男かといいうと、趣味がおおく、まめで、寡黙で背中で正しい行動を見せる。筋肉質で大きいイメージだ。

どこがまだ足りないか今考えてみる。まず第一にマメさが圧倒的に足りていない。

自分はいつから父との比較というか他人との比較が気にならないのだろう。h隠されてダメだと言われたことがないからなのかもしれない。とにかくいい環境で育ててもらった。その代わり

覚えておきたいところ

信介さんが私のことを嫌いになったというんじゃんくて、何かもっと別な自由なことを探してるって感じがする。今は一人でなんでも好きなようにすることが必要なんだわ。それが私にはわかるのよ。だから、あたしは一人で生きていく決心をしてるの。でも、ただ生きているだけじゃ、淋しくって、つっらいいじゃない。うまくいかないことはわかってる。でも信介さんが何かに夢中になって生きているんなら、あたしも何かに夢中になって生きることで、一人で生きていく力を得ることができるかもしれないと思うの。これでまた俺の心が燃える。本の影響は内面に与える部分が大きいのかもしれない。本を読んで変化できないことに苛立っている。人を笑わせたい。色んな意味で面白い話がしたい。

青春の門の面白いエピソード

売血、初めてバイクに乗る。高校の先生との恋、大人になってから開いましょう。すぐメモしないと忘れちまう。それをまた人に伝えるのが難しい。

彼はオリエを嫌いではなかった。おりえと離れて生きて行くことが寂しい、という気もある。けれども、新好きの若いエネルギーに満ちた精神と肉体はもっと新しい、未知の世界へ向けて、直向きにツッパ市営隊という衝動に熱く熱っていたのである。いいわばそれは青春の残酷さとも言える、逆井のようのない生々しい生命力だった。それが今信介を突き動かし、そhして、二人の人生を切り離そうとしているのだった。

俺が夢を見なくなるのはいつなんだろう。毎日の仕事に慣れて、収入も安定してきた頃なのだろうか。今は絶対にそんなことにはなりたくない。でも、夢に向かって頑張るのが偉いわけではない。ただ自分がかっこいいと思っているだけ。だから、小説を書いているのは筋トレと同じだと言ってやればいい。男の自己満足でしかない。それを昇華させてみせる。

なんか自分の日常を自慢してるみたいに聞こえるのがいやだ。自分の本心で図書館に行くのが偉いという勘違いをしているからそういうことになるのだろう。本当にえらいことだと思っていないなら、悪いことをしているように自分の生活を正直に話せばいい。

会社が終わったら、一目散に図書館に行っちゃうんだよ。ちょうど8時までやっててさ。そこで日記とか文字を書くのが好きだから、閉館までずっといちゃうんだよな。スマホを使わない生活が

0603

青春の門望郷編を読んで

信介と筑豊をつなぐものが完全になくなってしまった。父も母も龍五郎さんも織江とも離れ離れ。彼はどんな気持ちなんだろう。家族に恵まれている僕には到底わからない。

でも彼の方が身軽に自分のやりたいことができると思う。

今日雨の中、自転車を恋で外に出た。どうしても他の人と違うことをしたいようだ。組織に入るよりも好きなようにしたいのかもしれない。でもお金がない。世界を旅したい気持ちはまだある。どうしてあの時はお金型りるかわからないのに旅に出ることができたんだろう。まだ一応お金があったし時間があるのが今だけだと思っていたからかもしれない。今は確実にお金がない給与が入ってもカードの返済と家賃光熱費に消えてしまうこの前の関西への旅行も地味に聞いているようだ。

僕は家族が誰もいなくなったら何をするだろうか。

仕事を続けるのだろうか。その状態にならないとわからない。今のままの生活で仕事が終わってから全力で描くことに専念することも気持ちがいいと思う。今のところはであるが。まだ大人になりきれない。でもこの前の池波正太郎のてめえの考えだけで行動するなというのは心に響いた。お風呂にタオルを持って行くようになったし。できるだけ自分自身で解決しようと努力するようになった。素敵な事だと思う。

オリエが書く手紙、しんすけが書く手紙に感動した。手紙を書いてみて感じるが、相当なエネルギーを使う。そして、自分の気持ちをどんどん整理することができると思う。ちゃんと誕生日にはその日に届くように贈るようにしたいと思う。誕生日はやっぱりその日が大切なのだ。気持ちが冷めて言ってしまう。

本当に信介と自分の考えが似ていると感じる時が何度もある。生涯命を捧げるものを探すというのが一番重なるというか浸透する感じだ。だが彼ほどは困窮していないし、度胸はないし、一人の女の子から愛されることもない。大学を辞めることもできない。彼に会って自分に足りないものはなんだろう。行動力はある。女の人にもある程度はモテる。運もある。度胸と男らしさと恥じらいというか(男が自分の気持ちを隠すことをなんというんだっけ、なんかの本で読んだのに忘れてしまった。)

俺は彼をみてどうなりたいと感じたんだろう。

一人の女性と深く関わって、愛されてみたい。

尊敬できる人に出会って、その人の下で修行してみたい。

身軽で自分一人の力で生きていると実感したい。

まさに成長する過程にいたい。

死にそうになるほど過酷な環境に身を置きたい。

友人や女の子に手紙を書きたい。

人生をひっくり返すような変化が欲しい。

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